大変ご好評いただいている、芳泉茶寮のパイナップルケーキ。

パッションフルーツピュレを加えた＜パッションフルーツバージョン＞の存在を

ご存知でしょうか？

パッションフルーツバージョン、というと、パイナップルが入っていないように

受け取られるのですが、そうではありません。

むしろ、パイナップル１００％の餡にさらにパッションフルーツピュレを加えた

スペシャルバージョンです(^^♪

私は酸っぱい果物が好きで、特にイギリスに住んで以来、フルーツを加熱して食べるときには

酸味がないと物足りないと感じるようになりました。

イギリスで食べた酸味のあるいちご、りんごなど、火を入れるからこその美味しさは

格別です。スコーンとともに楽しんでいただいている昔いちごジャムも、その典型です。

パイナップルケーキも、私は甘いだけのものではなく、パイナップルの酸味を感じて

いただきたいと思っているのですが、どうも日本の果物は「甘い」ということが最重要視

されるようにできています。できるだけ自然の酸味を感じていただけるよう、最近は

沖縄のパイナップルの中でも酸味が心地よいものを選ばせていただいています。

ある時、チョコレートのガナッシュを研究している際に、パイナップルとパッションフルーツ

の組み合わせの妙を知りました。それを応用して作っているのが、芳泉茶寮のパイナップル

ケーキ、パッションフルーツピュレ入りです。

パッションフルーツと組み合わせることで、パイナップルの風味をさらに引き立たせることが

でき、酸味が加わってよりパイナップルらしさを引き立ててくれます。

私は、このパッションバージョンが好きで、ぜひ多くの方に召し上がっていただきたいと

思っています。最初の年は夏だけ作っていたのですが「パッションバージョンはありませんか？」と

お声掛けいただくお客さまがいて、私の想いが伝わったようでとてもうれしかったのです。

以来、通年で作っています。

まず最初はパイナップル100％の餡のものを食べたいと思うのは当然と思うのですが、

ぜひリピートしてくださる際にはこのパッションバージョンを試していただけたらと

思います。

これからも、芳泉茶寮のパイナップルケーキをどうぞよろしくお願いいたします